ダーリア属は、キク科の多年草で、夏の花として日本でも馴染みが深いですね。
一般には、ダリアという名前で知られているのは、ダーリア属の園芸種でガーデンダリアを示します。
ダーリアの属名は、18世紀のスウェーデンの植物分類学者「アンドレアス・ダール」にちなんだものです。
ダリアは、メキシコ及びコロンビアの標高1000から4300メートルの冷涼な熱帯高地に約30種が自生しています。
原産地からヨーロッパに初めて伝わったのが、フランス革命の起こった1789年で、メキシコからスペインのマドリッドへめて種子が送られたと言われています。
19世紀になって、ドイツで八重咲き品種が初めて育成され、ヨーロッパでの流行の元となったそうです。
その後、ベルギー、フランス、イギリス、オランダで現在のガーデンダリアの元になる様々な花形の品種が育成されています。
日本には、19世紀中頃にオランダ叉はポルトガルから伝えられたとされており、「天竺牡丹」という名を付けられ、現在でも「テンジクボタン属」という属名にもなっています。明治時代から日本でも育種が盛んになりました。
ダリアは、世界中に2〜3万を越える品種があり、品種数ナンバー1の花だといわれていています。花色は、青色及び黒色以外はすべてそろうほど多彩で、
花形は、シングル咲き、アネモネ咲、カクタス咲、デコラティブ咲、ポンポン咲などがあり、花の大きさも5cmぐらいの小輪から30cmぐらいの巨大輪まであり、
多彩な色、形、大きさの無限の組み合わせでバラエティを増やしてくれます。更に、草型でみると、ガーデンダリアは直立性ですが、原種のダーリア属の中にはつる性となり、
なんと着生する種までもあるのです。また、草丈では、たった30センチの低いものから5〜6メートルになる巨大なものもあります。
その多様さが元気の元なのか、ダリアは夏をイメージする花として元気いっぱいに咲いていて、見る人に元気を与えてくれるような気がします。
日本では、ダリアは一時期より人気は下がっていますが、私は、こんなに興味の尽きない花は他にないと思いますので、「ダリア再発見」をお薦めします。 |